数あるバイク買取店舗の中でも圧倒的な買取シェアを誇る店舗といえばバイク王。愛車を売却される方なら最初に思い浮かぶ店舗ではないでしょうか。しかしながら原付(50cc)を売却されたオーナーさんのクチコミ情報をみると
『もう二度と利用せん(怒)!!』
『安過ぎたので帰ってもらった!!』
などなど、愛車を高く買取るというバイク王のキャッチフレーズとは真逆のクチコミ情報で溢れています。
バイク王といえば当ブログでも掲載中の店舗だけに、『うーーん…これは一体どういうことだ…』と4思い、今回は『バイク買取店舗ガチ調査ファイル特別編』としてクチコミ情報を集めて真偽を確かめてきました。
結果、ある程度クチコミ情報は真実で、さらに調べるとバイク王が以前のように原付(50cc)を高額買取できない「とある理由」が浮かび上がってきました。
バイク王で原付(50cc)を買取ってもらうかお悩み中の方はもちろん、今後バイク王を利用するであろうライダー諸君、必見ですよ。
【多数発見】バイク王で50ccのバイクを買取したら安過ぎた!!というクチコミ情報
「愛車を少しでも高く査定してもらうには、比較対象として複数店舗で無料査定を受けるべき」
これについては当ブログでは何度もお伝えしました。
また複数店舗を比較する際、バイク王の査定額は競合他社にとって破壊力が大きいため、まず最初にバイク王の査定額をゲットしておきたい!ということも書いてきました。
そんなバイク王ですがTwitterをはじめSNSで情報収集したところ、中型・大型では相変わらず高額査定になりやすい反面・・・
バイク王は酷いとよく聞きますね( ¯•ω•¯ )
昔原付もボロボロで1円にでもなればいいやでお願いしたら、状態ひどいから五千円で処分するとか言われました
それなら友達にタダで譲るから帰れ言うたら
無料で買い取らせてくれと言うのでお帰りいただきましたよ!( ¯•ω•¯ )— はたけ (@MT03hatake) 2018年3月8日
という査定額が安いというクチコミ情報。
さらに!!
母親がバイク王で原付売ったら0円やった。綺麗やったのに。口が上手い担当者で遠い所から来てくれたからそのまま承諾して引き渡したらしい。
— モンスター (@jaljalminami) 2018年2月28日
中には完全に0円という方。
さらにさらに!!
バイク王は近場のショップないから出張買取+古い原付で処分費用代が逆にかかるとか言ってるから止めた、そうなると近場はレッドバロンくらいしかないのかな?
— あいちゃん(旧姓)@ニコネコ (@niconeko_1229) 2017年10月4日
など高額査定と思ってバイク王で原付を査定したが
『正直、ぜんぜんオススメじゃないやんっっ!!!』
というクチコミ情報が最近になって非常に目立つようになりました。
これらのクチコミ情報すべてが競合他社の嫌がらせによる書き込みという事も信じがたいため、クチコミ通りバイク王は最近になって原付(50cc)バイク買取に消極的だとモバ神は判断しました。
そこで次項では、バイク王が最近になって原付(50cc)バイクの買取に消極的になった理由について考えてみます。

【驚愕の事実!!】 原付バイク買取が安い理由は『バイク王の業績悪化』だった!!
そこでバイク王の買取データや競合他社の買取データ、さらに当ブログに寄せられたオーナーさんからのクチコミ情報を整理していたところ…
ついにバイク王が原付を高額買取できない「とある理由」をキャッチ!
それが
バイク王が1月10日に公表した2017年11月期決算は、売上高が182億円(前期比7.4%増)、営業赤字は2.6億円(前期は5億円の赤字)。競争激化で2輪車の買い取り台数が低迷したことが響いた。駐車場事業譲渡で最終黒字を確保したとはいえ、上場以来初となる2期連続の営業赤字だ。
という最近のバイク王の業績悪化のニュースです。
要は駐車場事業を譲渡したことで最終的には黒字でおさまったものの、単純にバイク買取部門では前年比で大きな赤字と書いてあります。
また同ニュースは業績悪化の原因として以下の2つがネックになっているとわれてました。
- 競合の台頭(知名度が高すぎるため対バイク王という店舗が増えた)
- 広告の届き方(ユーザー属性の違い)
理由その1 競合他社にターゲットとされた
以前に書いた記事。

ここでもお伝えしたように、一括査定サイトの提携店舗やバイク王の競合店舗はほぼすべて
『バイク王より高く買取りしまぁーす!!』
と完全にバイク王の査定額をベースに上乗せするようなスタイルで営業します。
中には『バイク王でゲットした査定額に1000円上乗せするからウチに譲ってほしい…』と露骨に交渉を仕掛ける査定スタッフも少なくありません。
結果…バイク王で頑張って算出した金額に多少の色をつけて査定額を提示して買取ってしまう店舗が増えバイク王の買取台数がじょじょに減りつつあるのです。
理由その2 テレビ・ラジオCMにより原付(50cc)率が上がった
自ら検索して売却先を探せるネットとちがい、テレビ・ラジオCM経由だとあらゆるユーザーに届いてしまいます。
これは嬉しい反面、買い取り依頼の多くが圧倒的に流通台数の多い低排気量車(原付・50cc)ばかりが占めてしまったため、台数のわりには利益が出せない状態へ陥りました。
以上の2つの理由から、上場以来初となる2期連続の営業赤字を招いたため、急きょバイク買取のスタンスを方向転換したそうです。
状況を打破するには原付⇒中型~大型重視へ!
事実、同じ1台の車両を買取るにせよ、原付と中型~大型バイクでは販売価格が違うため、利幅が大きく違います。
また長期間放置されたような原付(50cc)バイク・不動車の原付(50cc)バイクだと、査定額がつかないケース、逆に処分費用が発生するケースも普通にあり、買取現場でトラブルやキャンセルの原因になります。
買取台数重視⇒利益とサービス内容重視へ
その結果、バイク王が選んだ方向性が
低排気量車のユーザーには、最初から買い取り価格が廃車費用より小さくなるリスクを電話で説明し、それでも希望するユーザーにだけ出張査定する
出典買い取り「バイク王」、2期連続赤字の深刻理由
という買取台数だけを求める戦略から、手間のわりにはクレームも多く利幅の薄い原付(50cc)を減らし、中型~大型バイクの買取を重視していこうというスタンスでした。
原付(50cc)バイクの査定依頼を出張前にある程度選別し、利益の見込めそうな原付(50cc)だけを買取り、その結果、余力を高排気量ユーザーへのサービス改善に割り当てていくようです。
この戦略が今後のバイク王の業績にどう反映されるかは1年後、2年後にならなければわかりませんが、きっとバイク買取業界全体に大きな影響を与えるでしょう。

まとめ
以上、バイク王で原付(50cc)買取が安過ぎるというクチコミ情報の真偽、さらにバイク王が最近になって原付(50cc)バイクを強気で買取らなくなってきた驚愕の理由をご紹介しました。
とはいえ、すべての原付(50cc)バイクの査定に消極的というわけでもなく
ほとんど乗っていなかった原付をバイク王に売りました。とても親切で感じ良くて、買い取り価格交渉したら頑張って下さいました。感謝。
— 晶 (@akitos1966) 2018年2月9日
とバイク王で原付(50cc)バイクを売却して満足できた方も普通にたくさんおられます。
以前のようにを買取シェアを守るスタンスから
- 買取後にある程度の利益が想定できる車両かどうか!?
- 買取時に査定がつかずお客様とトラブルの原因になったりしないか!?
と、効率よく利益を求めるスタンスに路線変更しただけにすぎないのかもしれません。
というわけで『原付(50cc)だからどこでも一緒でしょ』と決めつけず、念のためバイク王以外の競合他社でもきっちり査定を受けて査定額を比較されることをおすすめします!
以上バイク買取店舗ガチ調査ファイル特別編、バイク王の原付(50cc)買取の真実は以上となります!